一言に腰痛と言えども、人によって原因はさまざまです。日常的な良くない姿勢の癖によって生じることもありますし、仕事によって無理な体勢を取ることで慢性化してしまうケースも見られます。パソコン仕事などのデスクワーク場合はずっと座り続けることで腰に負担がかかりますし、接客業のような立ち仕事では立ちっぱなしの姿勢により腰痛になる人も多いです。同じ姿勢を長時間続けることは、腰にとって良いとは言えません。車の修理業などで車体の下に潜り込んで作業する姿勢も、腰へのダメージが大きいです。そのほかにも、スポーツ中での使い痛みで腰を痛める人もいます。反対に、運動不足も腰痛の原因になるので要注意です。適度に運動しなければ腰回りの筋肉が衰えますし、血流も悪くなって腰が痛くなりやすいです。女性の場合は、冷え性や生理痛などで腰が痛むこともあるでしょう。突然重い物を持ったときにぎっくり腰になるケースも少なくはありません。このように腰が痛む症状にはいろいろな要因が考えられますが、日々の生活の中で予防対策を取ることも可能です。まず同じ姿勢を継続しなければいけない仕事の人は、適度に休憩を入れてストレッチ運動をするよう心がけたいものです。伸びをしたり腰をぐるぐる回したりするだけで、腰回りの筋肉がほぐれて血行促進効果を得ることができます。座ったままの作業が多いのであれば、休日には運動を取り入れて腰を鍛えることも大切です。人間は年齢と共に老化してしまうので、自身で筋力の衰えを防ぐ心がけが重要なのです。腰の痛みを防ぐには腹筋や背筋も必要なので、筋肉トレーニングを習慣付けるのも良いでしょう。体が冷えないように、その日の終わりにはシャワーではなく浴槽にゆっくり入ってマッサージすることもおすすめです。ただし、ぎっくり腰の場合は熱い湯につかるのは症状を悪化させる可能性があります。痛みがある場合は、何よりまず病院に行って原因を確かめるようにします。適切な処置対応をすることが、症状の悪化や慢性化の予防につながるはずです。
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